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2008.03.29

「J・A・シーザー 天井桟敷音楽作品集」

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凄いブツが出たもんである。
「完全限定生産」と云う事なので少しでも感心の有る向は「即買い」の逸品だ。
こう云う物が発掘されていると云う経緯を全く知らなかったので、
最初にネットで発売予告を観た時には文字通りモニターの前で固まった。
今年のリ・イシュー物のランキングの上位に早くも食い込む事必至だろう。
昨年「万有引力」の音源もまとめられてCDで発売に成った事だし、
寺山修司の影に隠れて語られて来なかった異端の鬼才の姿がまた少し露に成った。

5枚組みとなるこの作品、勿論総てが貴重な音源な訳だが、
その際たる物がディスク1と2に収録された「国境巡礼歌」の完全版だろう。
「国境巡礼歌」は1973年に発売された初期のシーザー師の集大成であり、
歳を経る毎に怪しい輝きを増す日本のロックの隠れた遺産の一つなのだが、
元に成っているのは1973年2月3・4日の2日に渡って、
日本青年館で行われたシーザー師のリサイタルの実況録音である。
当然と言えば当然ながらLP化する為に多くの楽曲が捨てられ、或いは編集され、
その全貌を窺うのは僅かな片鱗からしか出来なかった。
それが今回、マスターテープより未収録だった楽曲を加え、
曲順も当時のままに並び替え、実時間通りの完全な姿で甦ったのである!
なにせラストの新高恵子の客出しのアナウンスまで収録される徹底振りなのだ。

Disc 1
1. 転生譚
2. 国境哀歌
3. エンプティ・バード変奏曲
4. 首吊りの木
5. オルフェ・ヒロシマ
6. 帝政ロシア顛落のロック
7. 民間医療術
8. 人形昇天
9. 大鳥の来る日

Disc 2
1. 狂女節
2. 東京巡礼歌
3. 長髪楚囚~あわれ自由や~
4. 英明詩篇 1
5. 越後つついし親不知
6. 母捨般若経
7. 母恋しや珊瑚礁
8. 英明詩篇 2
9. 和讃
10. 人力飛行機の為の演説草案
11. 山に上りて告げよ

以上太字の楽曲がLPにも収録された楽曲なのだが、正に半分以上が未発表である。
「国境巡礼歌」は最近紙ジャケでもリリースし直されたが、
そちらを持っている方でもこれは手元に持っていて損は無い完全版であろう。
LP版の方は軽快にドライヴする「越後つついし親不知」で幕を開けるが、
完全版は最初からドロドロとカオスが渦巻く暗黒な雰囲気で始まる。
LP版に於いては「シーザー師のリサイタル」だと云う印象が強いが、
全部を聴き通して感じるのは、これはやはり劇団「天上桟敷」の公演の一つで、
シーザー師の音楽を中心としたパフォーミングの一種と云う感じである。
映像でも残っていれば更に強くそれを感じるだろうが、
やはりこれは通常思い浮かべる様なコンサートとは完全に趣を違えた物だ。
個別に楽曲を語って行くには余りにも膨大な情報量だが、
個人的に、うめき声交じりのダウナーなラーガ・フォークと言った趣だった、
シーザー師唯一のシングル楽曲の一つである「首吊りの木」が、
躍動感の有るハードロックにアレンジされていたのには「おぉ!」と唸った。

3枚目の「青少年のための無人島入門」と5枚目の「こども狩り」は、
所謂「御詠歌ロック」に留まらない当時のシーザー師の演劇音楽の好サンプル。
勿論、随所に見えるロック的なアンサンブルやフリーキーさも見逃せない所で、
特にポップながらマザーグースの如き残酷童話な味わいの「子供狩り」が良い。
明るいメロディなのにシーザー師の操るエレクトーンは何処となく、
ダリオ・アルジェントの映画に於けるゴブリンの音楽の如く聴こえて来る。

4枚目の「走れメロス+恐怖の音楽」は個人的に非常に気に成る1枚だ。
完全版でやや薄められた感の有る「御詠歌ロック」のギラついた悪どさが、
「国境巡礼歌」以上に迫って来る瞬間がある。
「恐怖の音楽」はNHK青森放送のラジオ番組の為に収録された音源で、
シーザー師の片腕とも言うべきギターの森岳史が不在なのが残念だが、
Voに掛けられた深く澱んだエコーと云い、ガレージな感じの荒い演奏と云い、
重層的な桟敷の劇伴とも違うワイルドなアレンジがたまらない。
しかも名曲「越後つついし親不知」のVoはなんと桟敷のタリさんである。
やや演歌的なシーザー師の歌い回しと違い、パンキッシュな歌唱が最高だ。
「走れメロス」は、最近スピルバーグの監督で映画にも成った、
ミュンヘン・オリンピックのアラブ・ゲリラによる襲撃事件のまさにその時に、
オリンピック組織委員会によって企画された演劇祭で上演された作品である。
壮大な野外劇だったこの作品は劇伴も非常にロック的な感触の物だった。
「奴隷市場」は何故かハードコア黎明期の日本のパンク・バンド的な、
ノイジーな荒々しさとアングラさを髣髴させる。
と云うかその当時のバンドが少なからず影響受けている部分が有ったのか?
何気に最近紙ジャケで再発された「奇形児」辺りを思い出してしまった。
打って変わって「らまいまだ」は曲間にユーライア・ヒープを感じたし、
「国境巡礼歌」でも唄われた壮大な「大鳥の来る日」に関しては、
アレンジがピンク・フロイド風で、森岳史のよく謳うギターはギルモアの様である。

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発売元が紙ジャケの付録に命を掛けるディスク・ユニオンの傘下レーベルである、
「富士レーベル」なので紙ジャケ・ボックスで来るかと思いきや、
上記の写真の様に5面展開するデジパック仕様のボックスにブックレットが付き、
それが怪しい経文のプリントされたクリアケースに納まると云う凝った物だが、
個人的にはもう少し堅牢な紙製の箱の方が扱いも収納も便利だった気がする。
ボックス、ブックレットと一緒に写真に写っているプラケのCDは、
ディスク・ユニオン限定オリジナル特典のシーザーの未発表音源CDで、
「阿片戦争」から「シャーム」、「冒険者たち」から「メインテーマ」を収録。
「シャーム」はインクレディブル・ストリングス・バンドの様な、
パーカッシヴなアシッド・フォークで未発表なのが惜しい音源である。
この調子だとまだ桟敷の音源だけでももう1セットくらい発掘出来そうな感じだ。

さて出来得る事なら、次に望むべきシーザー師の発掘音源と言えば、
渋谷「ジァン・ジァン」にて定期公演されていた、
「月蝕歌」「萱草歌」と題されたコンサートの音源化である。
桟敷の劇伴とも違う小編成によるアンサンブルはシーザー師の曲の魔力を味わえる。
書籍「J・A・シーザーの世界」付属のCDにてその何曲は聴く事が出来るが、
是非とも残されたテープから良好な音源を復活させて欲しいものである。

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2008.03.22

「ファーストフード・マニア」Vol.1

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亜細亜圏に行った時の楽しみの一つとしてパチ物探索が有る。
勿論パチ物などには何の興味も無いと云う人も居るだろうし、
現地の人間に「パチ物を探している」とか言えば大概イヤな顔される。
何を隠そうこの日本も数は少なくなったが有数のパチ物王国なのだが、
殆どの人間は馬鹿高い海外ブランド物を嬉々として所有する国民な訳で、
そう云う人に外人がパチ物の話をしても嫌がるのは目に見えている。

日本人の場合国民性か、パチ物を作っても妙に凝った物を作るので、
本物より品質的に勝ると云う、逆転現象を生み出したりするが、
他の亜細亜圏の場合「とりあえず体裁だけ整えてみました」的な、
或る意味暴力的なまでに無意識過剰な商品が溢れているのがたまらない。
それを面白いと思って見るか、下らないと思って見るかは個人の価値観だが、
その発生や経緯を含めて考えてみるとこれほど面白い物は中々無いと思う。
パチ物魂は何も商品だけに宿るのでは無い、色んな所に宿る物なのである。

その一つの形が欧米や日本のチェーン店に便乗したファーストフードの一群だ!
今回御紹介するのはそう云った発狂寸前の外食チェーン店を取り上げた本、
「ファーストフードマニア Vol.1中国・台湾・香港編」である。
取りあえずは表紙を飾るパチ店舗の極北「麦肯基(マッコンキー)」で仰け反れ!
マクドナルドとケンタッキー・フライドチキンの中国名である、
「麦当労」と「肯徳基」を足して2で割らない力技過ぎる店名も凄いが、
何か悪い注射を打った様に顔色の良くないその店のマスコットも不気味だし、
ヌケが悪そうで、かつ「そつ」が有りまくる雰囲気の店内風景も最高だ。
良く漫画の中に「ケンタナルド」みたいなそれ風の店が出て来るが、
そう云う物が広い中国には30店舗ほど有るらしい・・・すごいなぁ。
実際に世間的に知られたCIであるマックの赤地に黄色の「M」マークとか、
ドトール・コーヒーの緑地に白い丸で囲まれたマークなどはパクり易い様で、
それっぽい店がこの本の中にも何店か紹介されている。

その他に日本人は誰も知らない牛丼専門店の「吉田屋」、
香港では昔から有名な「元禄寿司」ならぬ「元緑寿司」等々・・・
個人的には、黄色いトラックスーツを着た世界的に有名な「あの人」が目印の、
「真功夫」と云う店には衝撃受けた、これは普通言い逃れ出来んだろう。
「いえ、これはブルース・リです」とか「ドラゴン・リーです」とか、
『クローン人間・ブルース・リー』みたいな言い訳されたりするかも知れん。
(それはそれでそう云う対応されたら或る意味「神」だが・・・)
とは云え1冊総てそう云う店ばかりで埋めるほどイイ玉が有る訳でもなく、
そう云う店も取り上げつつ、各国の外食産業事情をレポートした本に成っている。
現地気質を良く理解した、対象を小馬鹿にし過ぎない語り口が中々楽しいが、
実は結構詳細なデーターとかも記されて、投げっ放しでない姿勢に好感持てる。
本書の為の店舗ゲリラ撮影の裏話など涙無しには(笑)読めない。

中華圏と言えばこう云う外食産業系の店より、安くて美味い屋台なども多い筈だが、
やはり現地の人間も少しは洒落た環境と味わいを求めているのだろうか?
ただ未だにカオティックな様相を示す大陸の状況に比べると、
香港や台湾の外食産業はそれなりに落ち着いて日本と左程変らないし、
日本産の寿司屋やラーメン屋も多く進出しているので余り新鮮さは無いかも。

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本書には載っていないかったが台北に有るお馴染み「CoCo壱番」


普通に2泊3日のパック旅行などで中華圏に出掛けた様な場合、
わざわざ日本にも有るファーストフード店に出掛ける事など無いとは思うが、
実際に店に入ってみると日本とかなり違っていたりして驚かされる事が有る。
昔、牛丼をこよなく愛する男と連れ立って旅行していた頃は、
行った先に吉野家が有れば必ず入っていた。
香港に行った時にトラムの車中から目ざとくオレンジの看板を発見した奴は、
躊躇無く下車して金鐘の先に有った吉野屋に駆け込んだ。
そこで驚いたのが香港の吉野家はどちらかと云うとファミレス風なのだ。
カウンター席のみでひたすら食うだけに徹する日本の吉野屋とは違い、
ボックス席が殆どで、メニューはドリンク他付きのセットメニュー中心、
更にはチキンを使った日本には無い丼が有ったりして驚かされた。
本書にも出て来る香港好きならお馴染みの「大家楽」や「大快活」も、
香港映画で使われたりしていたので好奇心そそられて喰いに行ったものだ。
まだ気持ち悪いピエロマークを使っていた頃だったが、微妙な味だったなぁ・・・
笑ったのが台湾の「爭鮮回転寿司」が店のCMのキャラクターに、
台湾で微妙に人気の有るアイドルグループ「黑澀会美眉」使っている話。
(「黑澀会美眉」は本書の表現を借りればモー娘。とAKB48の中間の様な存在)
主にCM等で活躍していると云うのを聞いていたが、成るほどこう云う感じなのね。
そう云う所も台湾はキッチリ日本のノウハウを呑み込んでるなぁ・・・・

さてこの本これを第1弾として「東南アジア編」「アメリカ編」「ヨーロッパ編」
「中東・アフリカ・オセアニア編」「韓国編」「日本編」と予定してるらしいが、
続けられるんか?これ。つうかそんなに世界中に面白いタマは有るのか?
まあ面白そうなのは東南アジア・韓国・日本辺りに成りそうだが・・・・

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2008.03.15

子年の台北「雨の平渓線」 

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前にも書いた様に台北に行っている間はずっと天気が悪かった。
朝方は太陽が出ていたりもするのだが、基本曇りで一日一度は雨が降る。
街歩きをしている分にはそれほど問題は無いのだが、
「せめて1日位は・・・」と出掛ける郊外の散策には少々辛い物が有る。
昨年は何年か振りで極端に観光地化した九(イ分)に出掛けたのだが、
じっとりと湿った冷たい雨と物凄い霧に見舞われた。
まあ基隆湾が見下ろせる茶店で霧に霞む風景を眺めているのも一興だったが、
何にしろ雨の中出歩くのは色々と面倒である。
何処か雨でも景色に成る所は・・・・と考えて平渓線に出掛ける事にした。

平渓線は東部幹線の瑞芳から山奥の菁桐まで続くローカル線である。
日治時代に石炭の採掘の為に開発された、単線箇所も多いのどかな路線だ
十年以上前に始めてここに出掛けた時は、侯孝賢の映画「恋々風塵」で観た通りの、
古めかしいローカル線が走る怖ろしくひなびた路線だったのだが、
ここも観光地化が推進され、観光列車の走る観光スポットに変った。
平日なのに車中では大学生と思しき男女の集団が楽しそうにトランプに高じていた。
う~む・・・集団デートで使う様なスポットなんだろうか?ここは。

台北の街中は晴れていたが、自強号で瑞芳に付いた時にはもう雨に濡れていた。
台北北部の山間部には大雨警報が出ていたのだが、流石見事に降っている。
平渓線の年間通じての観光スポットは映画に使われた十分駅と、
そこから歩いて行く十分瀑布なのだが、この時期だけは別の目的で賑わう。
それが旧正月の元宵節に行われる「天燈節」である。
「天燈」と云うのは所謂「熱気球」の様な物で、それに願い事を書き込み、
夜空に放つと云う中々幻想的な祭りで、例年物凄い人で田舎街が賑わう。
そう云う美味しい行事は元宵の時だけでは勿体無いと地域も考えたのか、
2月の11日から元宵の21日まで「平渓国際天燈節」等と云う、
細々したイベントを盛り込んだ大々的な祭りにして集客に勤しんでいる。
この時期、菁桐・平渓・十分の各老街は紅燈を灯してライトアップしていた。

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写真でしか観た事が無かったので、そもそも「天燈」と云う物は、
各々家庭で自作して来て飛ばす物なのかと思っていたのだが、
老街の商店の軒先や露店やらでそれぞれ出来合いの物が売られていて感心した。
そこに備え付けのマジックとかで願い事を書き込んで飛ばす訳だが、
実は願い事に関連して飛ばす「天燈」のカラーリングも決まってくるらしい。
例えば「商売繁盛」なら黄色とか「恋愛成就」とかなら桃色とか。
勿論本格的な人は古式ゆかしい素材でビックな天燈を創って来るのだろうが、
電車で見た学生のグループなどが、皆で飛ばすには確かに御手軽で良い。

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平渓の駅で天燈を飛ばしている連中が居たので観ていたが、
意外なほど早いスピードで空に揚がって行きそのまま気流に乗って流れて行った。
基本的には天燈は火力が尽きるか燃え落ちるまでは延々と空を漂い続ける。
しかしこれってよく考えると結構危ない話だよなぁ・・・・
電車から見える民家の屋根に燃え尽きた天燈の残骸が有ったりしたのだが、
火が付いたまま落下して火事に成ったりする事は無いんだろうか?
元宵の時は物凄い数の天燈が揚がる訳でゴミとかも大変だろうなぁ・・・・
・・・・等と夢の無い話はさて置き。

そぼ降る小雨と霧に霞む彼方の山に向かってゆらゆら飛んで行く天燈は、
郷愁をそそるが如く何処かうら寂しく人の願いを乗せて優しげだ。

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2008.03.08

子年の現地電影最新作その2+α

さて前回の続きの「投名状」から御紹介。

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実はこの作品、狄龍、陳観泰、姜大衛が演じたショウ・ブラザースの傑作映画、
「ブラット・ブラザース/刺馬」のリメイク作なのである。
清朝末期に太平天国の乱鎮圧に功績の有った馬新貽総督・謎の暗殺事件を巡る、
清末四大奇案の一つとして有名な事件を脚色した非常に有名な話だ。
と云う訳でいち早く話の内容を知りたい方は「刺馬」のDVDを観ると良いが、
何と言うか非常に重苦しいストーリーなのである。

己の指揮した全軍を壊滅させてしまった敗残の将である李連杰が、
失意の放浪を続ける最中、非常に良く指揮された山賊集団と知り合う。
その頭目の劉德華に気に入られ弟分の金城武と供に血の契り「投名状」を交わす。
士気を取り戻した李連杰は山賊連中を率いて皇軍に戻り戦乱に参加、
兄弟達の力も加わり不利な闘いを何度も勝ち抜けて行く。
やがて李連杰の心に兆す、出世への野心と山賊気質が抜けない仲間達への不快、
そして失意の放浪中に偶然一夜の情を交わしていた劉德華の妻への横恋慕。
それぞれの思惑が渦巻く中、血の契りを果たした仲間の崩壊が始まる・・・・

と云う様な話なのだが、この大時代的な歴史悲劇的展開が今回結構辛い。
個人的にこう云う話には「血涙振り絞る」様なクサい演技と演出が合う。
リメイク元の「刺馬」等は、血涙絞り切ってカラカラ鳴るが如き熱気がある。
翻って今回の「投名状」はどうだ?例えば主役の李連杰。
その武術に比べると少々劣っていた演技も最近はかなり達者に成ったが、
影をまとったが如き悲壮感に比べると、野心や狡猾さが余り感じられない。
多分良く話を知らない人間には、時代の趨勢に流されるだけの、
何を考えて行動しているのかさっぱり解らない人間に見えるのでは無かろうか?
劉德華は常々「劉德華を演じていない時が最高」と書いて来たが、
今回は余りにも自己を抑え過ぎで存在感が薄い、勿体無い。
金城武は最も「血の契り」を信じ「血の契り」に順ずる純粋な男だが、
重厚な武侠世界に少々「甘さ」ばかりが目立ってしまった所は残念だ。

そして一番描写的に物足りないのが「血の契り」を崩壊させる「運命の女」、
劉德華の妻でありながら李連杰との間を揺らぐ徐靜蕾の描き方だ。
何と言っても客観的に「運命の女」的な要素が殆ど感じられない事と、
心の襞の書き込み不足で、その行動原理が殆ど見えて来ない事だ。
陳可辛は女性のこう云う描写は得意だった筈なのだが、どうしたもんだか・・・・
では見せ場の一つであるスペクタクルな戦闘シーンはどうなのかと言えば、
これがスペクタクルなのだが爽快さの欠片も無い重苦しい物だ。
勿論、李連杰を使う限りは武術の冴えを見せる場面も有る事は有るのだが、
超絶的な功夫シーンやワイヤー・ワーク廃し、飽くまでリアルな戦闘に徹している。
実際の戦争はこの映画の通り爽快でも何でも無く、凄惨な物なのだろうが、
ドラマパートの重さに二乗して息詰まる様な展開が続く。

米国や日本でも過去の名作のリメイクが続いているが、成功した作品は実に少ない。
残念ながらそれは、豪華な出演者を集めたこの作品にも当てはまる事の様だ。
所謂、映画としての方向性がどちらにも絞り切れていない様な感じである。
現代的な感覚としてリアルにリメイクしたい気持ちは解るのだが、
この出演者達の名前で観客が期待するのは、やはり「娯楽」しかないと思う。
単に出資が集め易いが為のリメイクなら、もうやらなくてもいいのではなかろうか?

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上の画像は現地の新聞「蘋果日報」の芸能面の記事で、
今年日本では金城武の出演作が邦画の「死神の精度」「怪盗二十面相・伝」と並び、
香港の「赤壁」と、この「投名状」の都合四本が公開される事を報じた記事だ。
諸葛孔明に扮した三国志物の「赤壁」が秋頃公開と云うのが決定している様だが、
内容の厳しさが災いしたのか「投名状」は公開時期が未定に成っている。
三国志の登場人物の名を冠した半裸の女子高生がバトる人気漫画が有る位、
日本に於ける三国志の浸透度は高いが、それに比べるとやはり「刺馬」は・・・


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さて最後は少々番外編的な話だが、ようやく先日日本でも公開された、
ヴェネツィア映画祭のグランプリに輝く「ラスト・コーション 色/戒」を。
中華圏の公開は去年の中秋節の頃で、丁度現地ではDVDが発売されたばかりだった。
唱片店の目立つ所に「色/戒」のDVDが並べられていて、
特に弁当箱の様な金属製の箱に豪華写真集も入った限量特装版が目立っていて、
映画を観た今から考えれば「買っときゃ良かった」と思い返す様な次第だ。

映画を観に行く前に「150分」と云う上映時間を見て、
「内容が内容だし、寝そうだなぁ・・・」とか埒も無い事を考えていたが、
所がどっこい殆ど退屈する間も無く最後まで非常に面白く観れた。
まごう事無き文芸作品でありながら、娯楽的な要素も過不足無く配合されていて、
流石は李安(アン・リー)作品、ハリウッドでの活躍は伊達では無いと云う所か?

さてこの映画、誰が何と言おうと主役を演じた湯唯(タン・ウェイ)が総てである。
彼女の為の映画と言っても良い位、作品と役者が分ち難く結び付いている。
ほぼ無名の新人だった湯唯はこの作品で世界的な名声を手に入れた訳だが、
ここまで作品でのイメージが強烈過ぎると後々の事が心配に成るくらいだ。
湯唯は映画の中で女学生の王佳芝と有閑夫人のマイ夫人を演じている。
二役と云うのでは無く、劇中に於いて謀略の為に王佳芝がマイ夫人に扮する訳だが、
この演じ分けが実に見事と云うか、どちらも素晴らしい存在感なのだ。
故国の為に闘う決意をする女学生、素朴だが意志の強そうな王佳芝と云う役は、
多分大陸出身の女優なら大方が似合いそうな役であり、
以前本作の主役にも噂されていた章子怡などには打って付けの役だと思うが、
アンニュイな雰囲気をまとい、熱情と空虚さを併せ持つマイ夫人に関しては、
湯唯ならではの色気とよろめきが強烈に迫ってくる独特の造型である。
メイクや服装の変化は当然ある物の、常に何かを見据える様な視線の王佳芝に対し、
常に視線を漂わせ、しっとりとした憂い顔で俯くマイ夫人の演じ分けが凄い。
こう云う逸材を見付けて来た李安も凄いが、それに応えた湯唯も只者ではない。

さてこの作品と言えば大胆なセックス・シーンが話題に成っている訳だが、
日本や欧米的な基準で言えば騒ぐほどの描写では無いと云う感じだ。
よく裸目当ての作品に対して「必然性の無い性描写」等と言われるが、
それで言えばこの作品は実に「必然性の有る性描写」の作品と言えるだろう。
それは激しければ激しいほど、刹那的であれば刹那的であるほど哀しく美しい。
チャイナドレスをまとった姿ほど、湯唯の裸体は扇情的では無いが、
激しく果てた後の、高揚した泣き顔とでも云う様な表情は非常に艶っぽい。
些細な話だが、全裸のシーンで湯唯が腋毛の処理をしていない所に妙に感心した。
台湾や香港はもとより、現在では流石に大陸でも少なくなった様だが、
中国人女性は肌に剃刀を当てるのを嫌がるので脇を処理しない時期が長かった。
日本でも処理するのが普通に成ったのは戦後に成ってからだから、
戦時中の中国人女性なら当然そこは未処理な訳である。
些細な事だがこう云う所に監督と女優のこだわりを見せられて唸らされる。

セックス・シーンと言えば共演の梁朝偉も随分とがんばったものだ。
王家衛の「ブエノスアイレス」で張國榮のカマを掘るシーンを撮った後、
色々複雑な気持ちに成って、その晩は泣いたと云う話を聞いた事が有るが、
その頃に比べると実に堂々とした脱ぎっぷりと動きっぷりが見事だった。
個人的に彼は東洋一白いブリーフが似合うイイ男だと思っているので、
是非とも白いランニングにブリーフ姿が拝みたかったものである。

中華圏の演技者の中でも最高峰に位置する一人として、
今更梁朝偉の演技をどうこう云うつもりは無いが、
劇中での描き方も有ってか「冷酷な軍人」的イメージは余り感じなかった。
それよりも孤独で頑なな心がマイ夫人との逢瀬で次第にほどけて行く、
その心模様の過程が丁寧で、そこは「実に上手いなぁ」と感ずる部分だった。
それは丁度日本料理屋での逢瀬のシーンでマイ夫人が、
周[王旋](チョウ・シュアン)の「天涯歌女」を唄うシーンに結実する。
ここは梁朝偉の心が緩むシーンであり、同時にマイ夫人が王佳芝に重なるシーンだ。
御互い生のままの心が通い合う温かいシーンなのだが、
同時にその関係の崩壊をも意味する非常に見応えの有るシーンだった。

王力宏(ワン・リーホン)演じる若者は新時代の理想に燃える男な訳だが、
思想経路が如何にも古い中国の知識階級の男と云う感じで皮肉な存在である。
煮え切らない態度と青臭い理想を吐くだけで特に役に立っていなさそうな姿が、
実際に身体を汚している王佳芝と比較して目立って情けない。
そう云う迷惑な生真面目さを王力宏が瑞々しく演じている。
台湾出身の李安らしく脇役のキャストに台湾人俳優を良く使っている様で、
王力宏の仲間の唯一「女性経験」が有る男は何処かで見た様な・・・と思ってたら、
「カップルズ」や「ホールド・ユー・タイト」の柯宇綸(クー・ユールン)だった。
や~久し振りに観たががんばってるなぁ・・・

原作は近代中国を代表する作家である張愛玲の短編だ。
林青霞と張曼玉が共演した嚴浩監督の名作「レッド・ダスト」は、
その張愛玲の半生をモチーフにした映画で、今作とも共通点が多い。
実際、当時張愛玲も親日と目された男との深い関係が取り沙汰されており、
それが作品に反映された部分も有ったのでは無いかと思われる。
張愛玲と言えば読んだのは95年に日本で出た「傾城の恋」位な物なのだが、
封建的な中国の大家族の中でもがく女性の話がとにかく重くてタルくて、
その後中々読む機会を逸していたのだが、
今作の原作が文庫で発売したらしいから、久し振りに手に取ってみようかと思う。
あ~それにしてもDVD買っときゃよかったなぁ・・・・

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2008.03.01

子年の現地電影最新作

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毎度お馴染み西門町映画館街のディスプレー

さて今回はお馴染み、現地で観た映画の御紹介から。
最近はクリスマス時期の方に映画会社も力を入れていて、
以前に比べると春節時期に話題作がかからない事が多くなって来ているが、
今回は久々に3本とも中華圏映画の話題作が観れる事に成ってラッキーだった。

まず最初の1本は、自分が台湾に行った時期と丁度入れ違いに来日し、
武道館公演を無事に敢行した、中華圏歌謡界の若き盟主「周杰倫」の主演作で、
これで電影界での地位も獲得しそうな話題作「功夫灌籃(カンフー・ダンク)」。

もうタイトルだけ見ても解る通り、完全に「少林サッカー」ワナビーの一本で、
中身もタイトルを裏切らない内容なのだが、出来はかなり素晴らしい。
「少林サッカー」が、武芸の達人ながら実生活では何の意味も持たない負け犬達が、
己の武芸と誇りを賭けて再起の為の大勝負な話だとすると、
「功夫灌籃」は一人の青年の「自分探し」の話がメインと成っている。
汚いオッサン達の熱い魂が非常に濃厚な「少林サッカー」と比較してみれば、
良く言って「爽やか」悪く言えば「薄い」話には成っているが、
「頭文字D」から一貫して茫洋した空気感の周杰倫が演じる事を考えれば、
それはそれで適材適所な話だし、これはこれで結構成功している様に思う。

捨て子だった為に功夫の学校に預けられたジェイだったが、
持って生まれた素養を生かし今では優秀な生徒として成長した。
しかしとある理由で学校を追い出され途方に暮れている所、
ジェイの技量に目を着けた親父に声を掛けられる。
自分を捨てた親に逢いたいと云うジェイの望みを聞き入れる為に、
親父はその技量を使い大学のバスケ部に編入し、有名に成れとそそのかす。
実は親父はジェイが金に成ると確信しマネージメントで一儲けしようと考えていた。
言われるまま親父の計略でバスケ部に潜り込みハイプなデビューを飾るものの、
フリースローは百発百中ながらバスケの事がからきし解っていないジェイに、
部員は当惑しチームワークもガタガタなまま、ちぐはぐな状態が続いてしまう。
そんな中、アル中でありながら驚異的なダンク技を持つキャプテンに諭され、
キャプテンの妹のマネージャーに恋心を抱いたりしながらチームに溶け込んで行く。
ジェイの力を得て快進撃を続けるチームに目論み通り世間の注目も集まり、
追い出された功夫学校との関係も修復されて来るが、
その前に大学バスケ大会常勝の悪名高き宿敵チームが立ちふさがる・・・・

この敵チームの卑怯な感じが実に「少林サッカー」風で笑うのだが、
監督は台湾の王晶(例えに成ってない?)朱延平だけに馬鹿ネタも満載ながら、
その娯楽性の強い安定した作品作りの手腕は衰えてはいない。
およそバスケと呼べない「有り得ない」試合展開は実に見事で、
それもその筈、武術指導は「少林サッカー」でお馴染みの程小東である。
そらもうコートの上をワイヤーで舞うわ飛ぶわ、実に爽快なほどだ。

ロン毛に無精髭で酒瓶片手のワイルドなキャプテンは日本でもお馴染み陳柏霖、
未だに少年っぽいイメージが有ったが、中々良い役者に育ったもんである。
その妹・ジェイに憧れられる眼鏡のマネージャーは相方が今何かと話題の蔡卓妍、
チームメイトにイケメンの新人陳楚河。
この辺の若手を支えるのが中々豪華なゲスト陣、台湾バラエティ界を仕切る呉宗憲、
久し振りに観た気がする梁家仁に、また出てるのか!な存在感の黄一飛、
「少林サッカー」でもお馴染みな周星馳の名相手役・呉孟達、
そして調子の良い言動と好い加減な態度でジェイを巻き込んで行くものの、
その根底に有る温かさと思いやりでこの話を締める、名優・曾志偉。
基本、曾志偉の出ている作品に外れは無いんじゃないか?と云う位の人だが、
この作品も彼が出ているか、いないかでそうとう感触が変って来る存在感だ。
特に衝撃の最終戦を闘い終えてラストでの周杰倫と曾志偉の静かなやりとりは、
基本・娯楽馬鹿映画のこの作品に独特の余韻を残してくれる名シーンである。

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「功夫灌籃」写真展の会場場所に有った広告

この作品、業界自体が低迷している台湾映画界で久々の大ヒット作と成ったそうだ。
まあ純国産と云うよりは両岸映画界の総力結集作品と云う感じだが流石である。
西門町では冒頭の写真の様な「功夫灌籃」写真展も開催されていた。
開催されていたのだが、いつ行っても閉まっていて結局中は見れず終いだった。
何はともあれ文藝作ばかりが日本で公開される台湾映画だが、
久し振りに極上の娯楽作品が日本でも観れるのではないかと期待する。

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街にたなびく「長江七號」の広告幕


次はこれまた周星馳3年振りの新作である話題作の「長江七號(ミラクル7)」。
当然の様に各地で賀歳片のトップを飾る成績を収めており、流石星爺作品である。

この作品、ここの所の星爺の作品同様、星爺が自ずと可笑しな事をするより、
周囲に変な人間を配し、それを冷静に観察して行く様なスタイルに成っているが、
今作はより観察者の方に近付いた作品に成っていた。
感じとしては「喜劇王」の主人公に近い雰囲気だろうか?
勿論それは「笑えない」と云う事では当然無く、
星爺が演者より監督よりのスタンスを取った、と云う事なのだろう。
この作品の主題は「親子愛」で有り、それはギャグ等で揺らぐ事の無い主題である。
今回周星馳が扮するのは、有り得ない位貧乏な父子家庭の父親だ。
赤貧洗うが如くの境遇だが、息子には楽させようと上流の学校に通わせている。
クラスにはガキの癖に金に物を言わせる嫌味な生徒が居て、
食い物で釣った、中学生か?と云う様な巨漢の用心棒を連れて歩いていて、
塵溜で拾って来た靴を直して履かせている息子は、いつも学校で馬鹿にされていた。
そんな嫌味なガキが学校で自慢しているのが玩具のペットの「長江一號」。
(多分日本のAIBOの様なAI機能が付いたロボット・ペットの様な物)
それを見て羨ましくなり父親にねだる息子だが、
その日喰う物にも困窮する暮らしゆえ、そんな物を買い与えられる訳が無い。
失望する息子の為に塵溜を漁ってみるが、見付けたのは緑色のボールだけ、
しかしその緑色のボールこそ、近所で続発するUFO騒ぎの元が落とした物だった。
愛らしい犬の様な姿に変ったボールに喜んだ息子は「長江七號」と名前を付けた。
その生き物には不思議な超能力が有って・・・・・

と云う様な所謂「E.T.」の如き話で、子供たちと異星犬の交流が描かれるのだが、
そこは星爺、子供の身勝手な残酷さも不足無く描いていて笑わせる。
話の性質上この「長江七號」の存在に映画の比重が掛って来るのだが、
CGで創られた「長江七號」は中々可愛らしくそして健気で実に良く出来ている。
そして「長江七號」と供にこの映画を引っ張って行くのは子役の徐嬌ちゃん。
徐嬌「ちゃん」と云うのは、実は男の子役なのだが演じているのは女の子なのだ。
観ている間は全く気付かなかったが、実に自然で達者な子役である。
教師も露骨に貧乏人の子供を馬鹿にしている学校で、唯一息子の味方なのが、
美人教師役の張雨綺で、星爺の映画のヒロインでは珍しく酷い目に遭わされない。
他には星爺が働く現場の監督役で、星爺組の一員と言える林子聡が出演している。

今回の周星馳映画の肝である「無厘頭(ナンセンス)」部分を担っているのは、
主に息子が通う学校に出て来るキャラたちである。
金に物を言わせる嫌味なガキは、「喜劇王」でも見た事有る様な気がするが、
流石にあの時の子供だったら今じゃ結構成長している筈だしな・・・
取り巻きの連中も含めて大人社会の縮図の様にサディスティックで笑える。
そいつに雇われた巨体のガキはどう考えても小学生サイズに見えない訳だが、
いつもそいつらに泣かされているクラスの気の弱い女の子と云うのが、
さらに輪を掛けてデカい・・・と云うか普通に肥満した大人の男が演じている。

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これがまた声だけは小さな女の子がアテていてそのギャップがたまらない。
これは所謂、星爺映画でお馴染みなネタの一つ、
「喜劇王」の鼻くそほじくる女子高生(に扮したオヤジ)とか、
「少林サッカー」の趙薇に変なメイクを施す、
鼻くそほじくる美容師(に扮したオヤジ)とかと同様のキャラである。
ただ瞬間芸的なそれらに比べると今回の娘はキャラとしてちゃんと成立している。
息子の担任である眼鏡を掛けた嫌味な教師は、
「少林サッカー」で少林隊最初の試合の相手で、真面目そうな顔をしてるのに、
トレパンからボロボロ凶器のスパナとかレンチを落としたあいつだ!
今回も体育の時間でトレパンを腹まで上げて卑劣にがんばっていた。

この映画「長江七號」は従来の周星馳の映画として観ると結構異色な作品だし、
何故今こう云う映画を撮ったのかはよく解らないが、
この手の映画と云うと思い浮かぶハリウッド資本の作品等と比べてみれば、
確かにディテールの端々に星爺の臭いは染み付いている(物凄い貧乏描写とか)。
多分、いま監督としての資質を色々と試している時期なのだろう。
ただそれにより次回作までにまた3年、などと云うブランクはファンとして辛い。
他監督作の気楽なオールスター映画でも良いから従来の星爺の芸風が観たいのだ。
あの尊大で鬼畜で繊細な癖に反省しない口だけ達者な「無厘頭男」を・・・
何か近頃の悟り切った様な、白髪交じりの風貌が少々不安だったりするから。

もう一本、公開は年始時期だったらしいがまだ一館だけ公開していた、
陳可辛監督、李連杰、劉德華、金城武競演の「投名状」を観たのだが、
超大作なのに内容がチト厳しいのと長くなり過ぎた関係上、またいずれ・・・・

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映画館で売っていた「長江七號」限定フィギュア。星爺似てねえ・・・

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