« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009.02.28

丑年の現地電影最新作

Sekiheki09
現地の映画館街に並ぶ「赤壁」の街頭広告


さて毎度お馴染み現地で観た現地の最新映画の話である。
しかし今年は時期的に当った様な、外れた様な少々微妙な感覚の年だった。

毎年、旧正月明けに台湾や香港に出掛けるのは、映画興行的に言って、
一年で一番金と力を入れたを作品をこの時期にぶつけてくる事が多いからだ。
(まあ近頃はそう云う傾向は薄れて来てはいるが・・・)
で、今年のそれに当るのが呉宇森の大ヒット作の後編「赤壁-決戦天下」。
これはこの時期に公開される事が予告されていたので想定通りだったのだが、
想定外だったのが、中華系の製作会社が「赤壁」に喰われるのを畏れてか、
この時期に他の作品を出して来なかった事だ。
確か前情報では、甄子丹が李小龍の師匠である詠春拳の使い手を演じた、
「葉問」が旧正月公開予定だったのだが、2月27日公開に成っていた・・・
新聞見てもやってるのが「ポニョ」とか「ナルト」とか日本のアニメだったり、
ウィル・スミスの「7つの贈り物」とか「レボリューショナリー・ロード」とか、
そんなんばっかりで、唯一単館で上映していたのが陳凱歌の「梅蘭芳」だった。
と云う訳で痛し痒しの今年の現地電影でありました・・・・

Sekiheki05

さてまず最初は日本でもGW前と云う抜群のタイミングで公開が決まっている、
「赤壁-決戦天下」日本のタイトルは「レッド・クリフPart2」(・・・つまらん)
前作は日本でも興収50億257万6400円、観客動員406万3998人と云う特大ヒットで、
当然日本で公開された中華圏映画の記録を塗り替えた作品に成った訳だが、
それに対して玄人筋から余り良い評判を聞かなかったりもした作品だった。
「三国志の戦場に美男子など要らん」と云う極端な意見とか有って、
「髭の親爺ばかりで誰が誰か解らない」と云う女の意見と真逆で笑わせて貰ったが、
大方の所は「タイトルである赤壁の戦いがまだなので判断付けかねる」、
と云う様な感じだったので、これでようやく決着が付くと云う所だろう。

Sekiheki07

しかしこういう言い方もナニだが、本当に隙の無く巧い娯楽作品だと感心する。
前作も最終決戦まで描かねえで2時間半もどうやって持たせるんだ?と思ったが、
散りばめられた山場の数々と展開の上手さで退屈する間も無い作品だった訳だが、
今回もハリウッド仕込みの圧倒的な力技でラストまで息つく間も無い1本だ。
今回は予告通りに趙薇演じる孫尚香と林志玲演じる小喬の美女の活躍が見れる。
尚香は冒頭から変装して魏の軍営に潜り込み、敵陣の編隊を偵察し、
その情報を伝書鳩(!勿論色は白)で孔明に伝達すると云う活躍振りだ。
その際に魏軍の純朴な青年兵士・孫叔材とデコボコな友情を男として育む訳だが、
その辺は出世作の「環珠格格」同様、趙薇の得意のお転婆な姫の姿であり、
殺伐とした戦場に可愛らしい彩を添えていて微笑ましい。
小喬は決戦直前に魏軍に単身乗り込む決然とした美しさが見れるのだが、
乗り込むその理由が当方の乏しい語学力のせいで良く理解出来なかったので、
いまいちその行動に関してアレコレ言えない所が心苦しい。
只それが呉と蜀の連合軍を有利に導く一因として描写されている所が面白い。
超人的な群雄の活躍のみならず、女性の活躍も勝利に貢献している訳で、
そう云う所の配慮や描き方も巧みだと感心させられる呉宇森な訳だが、
原典の野郎ファンには多分叩かれそうな部分だったりする(^^;

Sekiheki06

そして活躍と言えば前回は余り見せ場が無かった金城武演じる諸葛孔明だが、
今回は原典で云う所の「草船借箭の計」や「七星壇」など見せ場が山盛りで、
中でもハイライトは「草船借箭の計」の壮絶な場面だろう。
雨あられと降りしきる魏軍の矢の雨の中で、慌てふためく魯粛を前に、
悠然と酒を嗜む孔明の悪戯っ子の様な姿は、正に金城武らしい茶目っ気がある。
そして孔明のカリスマ性が極端に際立つ「七星壇」の部分なのだが、
残念ながら原典に有る様な三層の台に二十八宿の星と云う壇は出てこない。
呉宇森は孔明を奇門遁甲の使い手と云う様な奇矯な存在ではなく、
地勢や気候を読み、住民に話を聞く、現実的な戦略家として描きたかった様だ。
同様に原作の有名エピソードである黄蓋の「苦肉の計」もこの映画には無い。
しかし長江の畔に佇んだ孔明が風の気配を感じ、手にした扇子を振るうと、
一陣の逆風と供に呉軍の無数の天燈が風に乗って魏軍へと流れて行き、
赤壁の決戦の戦端が開かれるシーンなどは無類に燃える部分である。
知将と云う事で孔明と並び称される梁朝偉演じる周楡だが、
今回は魏軍を嵌める為に曹操側に居る奬幹(本来は奬の上にくさかんむり付き)
に偽の情報を流そうと知略を巡らすシーンが中々面白い。

そしてクライマックスは正に怒涛と云う文字が相応しい長江の決戦シーン。
普通の映画の場合公開前に結末を話してしまうのはルール違反な訳だが、
歴史的な事実として誰もが知っている赤壁の戦いの結末。
結果が解っている物をどう見せるか?と云うのも監督の手腕の一つな訳だが、
そこはもう怒涛の火薬とセットと人海戦術で有無を言わさぬ展開で見せる。
とにかく船上のシーンでは人は飛ぶは炎は燃え盛るは凄まじい勢いで、
しかしそれさえも序盤戦であり闘いは対岸の魏軍の陣営にすぐさま移る。
陣営を構えた魏軍の砦を乗り越えようと屍の山を築きながら進む呉軍、
威力を増した爆弾を抱えて中村獅童演じる甘興も決死の突撃である。
しかし軍勢では呉軍を凌駕する魏軍と曹操の勢いはなお健在だ、
自らも剣を振るって戦う呉王・張震演じる孫権も焦りは隠せない。
しかしそこに疫病の蔓延を防ぐ為に呉軍から離れていた蜀軍が陸路から参戦。
近代の戦争映画通りに兵士たちが無惨に死んで行くリアルな描写が続く中、
明らかに戦場に何人か超人が混じっているのが可笑しいが、しかし燃える。
関羽・張飛・趙雲など超人的な群雄が加わり周楡の超人振りも一気にアップ!
曹操を追い詰めて行くが、愛する妻・小喬がまだ見付からない。
そして呉軍に参戦していた尚香も戦場の只中で、友情を育んだ叔材と出会う・・・

Sekiheki08

結果は如何に?と書きたい所だが、まあ結果は皆さん御存知の通り。
その結果の解っている所に、小喬と尚香の不確定要素を混ぜ混んで、
最後の緊迫感を盛り上げている所が呉宇森の上手さだろう。
この赤壁の戦闘シーンだけでも観に行く価値は有るが、
とにかく最初に書いた様に本当に良く出来た作品なので安心してお薦め出来る。
まあ何はともあれ1作目を観に行った人は多分今作も観に行くだろうから、
日本でも興行的には手堅い所だろう。

Sekiheki10
映画館の看板(こんなのしか無かった・・・・)

さてもう一本は来月の7日に日本でも公開が決まっている、
陳凱歌が実在の京劇俳優に材をとった「花の生涯-梅蘭芳」。
陳凱歌で京劇と言えば張國榮が比類なき存在感を見せた「覇王別姫」を思い出すが、
あの名作に比べると残念ながら今一つとしか言えない作品に成っている。

「覇王別姫」が歴史を背景としたフィクションとして京劇俳優を描いた作品なら、
今作は歴史に翻弄される個人を描いた歴史大作で、その個人が京劇俳優だった、
と云う様な違いが有るだろうか。
「覇王別姫」は男が女を演じると云う京劇の虚構の中で、実際に相手役に恋し、
そして現実の関係の中を、虚構に生き死んで行く悲哀と美しさが見事だった訳で、
正しく自分自身を投影したかの様な張國榮の妖艶さが相まっての傑作だった。
それに比べると今作は実在した一人の京劇俳優の生涯を辿った作品であり、
勿論、近代京劇の改革者としての梅蘭芳の生涯は興味深い物では有るが、
実在の人物なだけに歴史作にしか成り様が無いだけに物足りなさが残るのだ。

Img12

物腰の柔らかい黎明は京劇役者の素の姿として申し分無いが、
実際に黎明がメイクをして舞台に立つシーンが殆ど無いのが何とも言えぬ所だ。
演劇論的な事は梅蘭芳のブレーンであった邱如白と交される部分は有るのだが、
やはり俳優の肉体を通してその実践を見てみたかった。
その代り青年時代の梅蘭芳を余少群と云う新人が演じているのだが、
実際にメイクして舞台に立つ余少群の美しさは正に圧倒的な説得力で、
張國榮の妖艶さとは違った初々しさに魅了させられる。
そう云うシーンが黎明に変わってからの後半に無いのが惜しまれる所か。
日本からも梅蘭芳に理解を持つ軍人役で安藤政信などが出演している。

Img05

まあ作品に対して期待する物の違いと云う部分は大きいとは思うが、
個人的には歴史のうねりに対する「芸」の強さや魔性をもう少し観たかった所だ。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2009.02.21

丑年の台湾 其の二

Taipei25


前回で今年の台北も天気が悪かったと書いたが、ほぼ連日降雨の有る薄曇で、
天気予報を見るだに滞在中の天候が思いやられるので、
ここは一つ、晴れている所に出掛けようと思い立った。
九州より小さな島である台湾は、しかし中央に巨大な山脈を抱える為に、
台北などが有る北部とその他の地域は気候帯も違えば天気も違う。
パッとしない北部の天気に比べると中西部などは連日の良いお天気である。

どうでも良い話だが「何回目だっけ?」と云うほど台湾には頻繁に来ているが、
基本、台北とその周辺しか行ったことが無い。
観光に来ると云うより、街歩きや映画鑑賞や買い物が目的な為に、
短い滞在期間を考えるとどうしてもミニマルなコースを毎年選ぶしか無かった訳だ。まあしかし様子見をしていた台湾高速鉄道も無事滞り無く営業している様だし、
そろそろ今年は高鉄を使って遠方に行ってみるか?と云う気に成った次第。

高鉄のチケは台北駅の地下の切符売場にて購入するのだが、
ここがまあ平日なのにえらい人ごみで切符を買うのも一苦労だった。
きっちり時間を決めて行く旅行なら事前に購入して置いた方が良いだろう。
ただ大体1時間に4本位は電車が有るので平日なら結構余裕でチケは確保できる。
日本の新幹線などに比べると若干車内の作りがチャチかったりするのだが、
実に快適な走行とスムーズな加速であっと言う間に目的地の台中に到着。
どんよりとしていた車窓の景色が新竹辺りから薄日が差して来るようになり、
台中に着くとすっかり青空が広がっていて非常に良い気分である。

Taipei09

駅名は台中だが、高鉄の台中駅は市街からえらく離れたド田舎にある。
そこから隣接する(と言っても結構コンコースを歩かされる訳だが)台鉄の駅で、
電車に乗って台中まで行くのだが、高鉄の無料シャトルバスが用意されていて、
ここで降りた客は殆どそちらに向かうので、台鉄のホームも長閑なもんだった。
今回の目的地、鹿港は台中より彰化の方がより近いのでまず台鉄で彰化へ。
彰化は清代の頃から栄えていた古い中小都市だが非常に長閑な駅前に和む。

Taipei10

ここから鹿港までバスも出ているのだが、駅前で客待ちしているタクシーと交渉、
鹿港まで三百元(その時分のレートで八百円位)で行く事にした。
やたら家具屋の多い長閑な道を走って行くと、やがて古びた市街地に到着、
街のメインストリートに出ると俄かに祭りの様な賑やかな雰囲気に成る。
道沿いには黄色い提灯が幾重にも並び、並んでる商店も仏具関係が増えてくる。
運転手には単純に「鹿港」としか告げていなかったのだが、
やはり鹿港で行く所と言えば「天后宮」と相場が決まっているのだろう。
急に屋台が立ち並び、人通りが激しくなった通りをそのまま真っ直ぐに通り抜け、
賑わいの中心地と云うか祭りの只中に降ろされたそこが、天后宮入り口だった。

Taipei11

以前テレビで観た事が有るが、旧暦3月23日の媽祖の生誕祭の時は、
それはもう台湾でも最大規模に盛大で賑やかな祭りで驚かされたが、
中々どうして平日だというのに善男善女が集まって今日も大賑わいであった。
台湾の廟に出掛けると何時も思うのだが、日本と違って常に若い男女も多く、
この日も小学生の集団らしきが引率されて訪れていて、
生活に密着した信仰の有り様が素晴らしく、同時に羨ましくも思う。
天后宮は三進二院と云う前後三つの院と二つの庭に挟まれた様式の建て方で、
正殿・後殿供に古びた建築ながら凝った装飾が美しい建物だった。

Taipei12

さっきタクシーで入って来た道が鹿港のメインストリートの中山路で、
その中山路と並行するように古市街と云う古い通りが残っている。
様々な屋台が並ぶ参道をしばらくひやかしながらそちらの方へと歩いて行った。

Taipei13

ここは台湾でも始めて古市街保存地区に指定された地域に成っていて、
昔ながらの様式の建物が残り現在は土産物屋街として繁盛していた。
二十年くらい前に始めて九(イ分)に行った時はまだ単に古い街並みだったのが、
最近では殆どの建物が観光用の店に様変わりしていたが、あんな感じだろうか?

Taipei15

ただ中には例の如く殆ど緑に絡め取られ崩壊寸前の古い建築も有ったりして、
そう云う建物を見た方が、何処となく街の歴史を垣間見た気に成ったりもする。

Taipei16

で、その古市街に続く様に伸びているのが鹿港でも有名な「九曲港」である。
こちらは古市街の様に観光地化されておらず、その入り口も非常に解り辛く、
かなり通り過ぎてからようやく小さな入り口を発見した次第である。

Taipei17

元々、街を作る時に曲がりくねった小川沿いに家を建てて行った関係で、
こう云う街が形成されたらしいが、季節風を防ぐ様な効果も有ったらしく、
こちらは現在でも普通に人が暮らす生活の場に成っていて、
この写真の手押しポンプは壊れていたが、健在なのが幾つも残っていて、
文字通り井戸端に住民が集い、物売りが自転車を止めていたりして和む。

Taipei18

街の喧騒は殆どここまで届かずに、非常に静かで何処か台湾では無い様な・・・
そう、何気に思い出したのがオリンピック以前の北京の胡同の静けさだった。

Taipei19

九曲港を抜けてしばらく歩くと、これも古刹の龍山時に出る。
こちらは天后宮に比べると人は少なかったが、規模から言うと遥に大きい。
こちらも天后宮同様に三進二院様式の建物で前庭が広々としていて美しい。
1999年の震災で被害に有ったが、今は殆ど昔ながらの工法で復元された。
特に「八卦藻井」と呼ばれる釘を使わない天井の細工は一見の価値が有る見事さだ。

Taipei24

さてそこから中山路に戻って民族文物館を目指して歩いて行ったのだが、
この中山路も昔ながらの唐楼建築が多く残る非常に味のある路で、
清代創業と云う菓子店の「玉珍斉」などは外見も充分楽しめる店である。

Taipei21

で、その玉珍斉の角を民族路の方に曲がって、再び解り難い細道を抜けて行くと、
不意に現れる異常に立派な西洋建築が鹿港民族文物館である。
日治時代に鹿港の名家・辜家が建てた邸宅で保存され現在は文物館に成っている。
日本で言えば大正8年の創建で殆ど台北の総統府と同時期の建物な訳で、
外観など非常に共通する物が有り、中庭の凝った造りなど見るべき所が多い。

Taipei22

面白いのが当時、日本の洋館にも日本家屋が付随して建てられていた様に、
ここにも昔ながらの福建南部様式の中国家屋が建てられていているのだが、
吹き抜けに成った2階からロープを垂らして食事などを運ぶ仕組など、
当時の生活様式がそのまま再現されていて非常に興味深かった。

いやそれにしても台湾の地方都市は面白い!
当たり前だが台北と違う非常にローカルでザックリした雰囲気がたまらない。
帰りに拾ったタクシーの運ちゃんが、信号待ちでいきなり車を降りて、
何をするかと思いえば、車の上のタクシーの看板を外すのだ。
そう云えば車中にメーターも無い・・・おいおい白タクかよ!ってなもんである。
この運ちゃん、行きとは違い何故か常に裏道を猛スピードで爆走する。
その間、車中ではローカルな放送局らしき連続ラジオ武侠劇が流れていて、
これが独特の節回しのオッサンが布袋戯よろしく全役を一人で演じていて、
安いシンセのSEと功夫映画でお馴染みの武術の効果音なんかも挿入されていて、
もう端から聞いてると爆笑もので笑いを堪えるのが大変だったりした。
街道沿いでズルムケの親爺や閑なトラックの運転手に檳榔を売る為に、
スケスケの衣装を着てガラス張りの店に座る檳榔西施の御姉さん達も見れたし、
台北のハイソな書店では当然お目に掛る事も無い、ゴシップとエロ記事満載の、
非常にしょうもない雑誌なんかも彰化の駅で買う事が出来て楽しかった。
や~これまた高雄の方に行くと風土が違ったりするんだろうなぁ・・・・と、
あっと言う間に湿った天気の台北に戻りながら思ったりした。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009.02.14

丑年の台湾 其の一

Taipei01

と、言う訳で今年も春節明けに台湾へと出掛けた。
やはり今年もこの時期天気が余り良くなくて行ってる間は殆ど湿った天気で、
気温自体はそれほどでは無い物の、歩くと汗ばむ湿気に辟易した感じだ。
それでも台北市民はダウンなどを着て完全冬モードだったりする訳で、
真冬に汗などを掻きつつ今年も精力的に歩き回った。

Taipei08
書展の盛況を伝える現地の新聞

現地へ行って買った新聞などで大々的に報じられていて知ったのだが、
丁度出掛けていた期間中に台北で大規模な展覧会と云うかブック・フェアである、
「第十七回台北国際書展」が台北の貿易中心にて開催されていた。
最近また連載を再開させた「ガラスの仮面」の美内すずえや桂正和、
そして大御所・永井豪のサイン会も催され、現地のファンに大盛況だと云う事で、
これはおもろいなぁ・・・と云う事でのこのこ出掛けて行った次第である。

Taipei03
このキャラクターのノートも売ってましたな。

台北世界貿易中心は台北101も近くの、再開発著しい信義新都心地区に有り、
MRTの「市政府」站の近くなのだが駅から若干歩く所に有る。
雨も降ってるしだるいなぁ~とか思っていたら、駅前から無料送迎バスが出ていた。
「おぉこりゃスゲエ」と思いつつ様々な年齢の皆さんとバスに乗り込んだ訳だが、
後々知る、物凄い人出の事を考えると、それも当然の配慮だと知る事に成る。
会場は全部で3つ有り、それぞれ一番デカい第1会場が一般書籍、
イベントの多い第2会場がコミック、そして第3会場が児童書&文房具である。
この3会場、微妙に隣接しておらず、初心者には非常に解り辛い連なりで、
勿論会場案内板は方々に有るのだが、あらぬ方向へ行ってちょっと迷った。
チケットは3館共通で、当日だけの物と期間パスポート状の物が有り、
一度会場を出ても手にスタンプを押してもらうと再度入館出来るシステムなので、
外に飯を喰いに行ったり出来るので便利である。
まあしかし館の周辺にここぞと云う商機を逃がさない弁当屋などがひしめいており、
若い連中は殆ど地べたに座り込んで弁当をかっ込んでいる様な感じだった。

Taipei04

先に児童書の方を廻ってから、一般書籍の1号館へ廻ったのだが、
それはもう異国の書籍であろうと、本好きの血が騒ぎまくる光景だった。
台湾には24時間やっている誠品書店他・巨大な本屋も多いし、
中華圏最大の書店街が有ったりと、書籍文化が盛んで書籍も入手し易いが、
やはり出版元が一同に会して書籍を並べている様は実に圧巻である。
しかも殆どの本が結構な割引値段で売っていたりするので、
ひやかしのつもりが、ついつい本気に成って本漁りに徹してしまった感じだ。
クソ重い書籍を持って帰るには限界が有るので結構セーブしたが、
ちょっと前の雑誌を無料で配っているコーナー等では自制を効かすのが大変だった。

Taipei02

適当に切り上げて午後は映画でも行こうと思ってたのに大丈夫か?等と思いつつ、
重くなったデイパを背負って最後の動漫館の方へ出掛けたのだが、
これがもう、凄まじいまでの人波にウンザリしてしまった。
人の多さが一般書籍館の多分3倍位で、通路を歩くだけでも大変なのだが、
更に本屋のブースに入る為に二重・三重の行列が取り巻いてる為に道が狭い。
特にブースの大きい、尖端とか曼迪とか台湾角川とか城邦などは凄まじく、
コミックのみならず関連商品を売るコーナーが別れてたりで、もう訳解らん。

Taipei05

各ブースでは写真の様にコスプレしたパニオンが小さなイベントを行っており、
その周辺にビックマグナムを抱えたカメラ小僧・親爺が砲列を造っている。
余りに日本のオタクイベントなどで見掛ける光景なので笑ってしまった。
コスプレ関係はどうも時間を区切って別会場で開催していた様で見掛けなかったが、
これでレイヤーが歩いていたら方々で撮影会が行われたりで収拾付かなかったろう。

Taipei06

ブースを少し離れると戦利品を抱えた連中が地べたに座り込み休憩していて、
巨大なガンダムの袋から限定品の抱き枕をはみ出させた連中が談笑してたり、
買って来たコミックを読み漁る奴や、午後の活力に弁当をかき込む者など様々で、
もうそれこそ台湾中の宅男や宅女が集結しているかの如くで圧倒される。
でもってそう云う連中の横に、買い過ぎて持って帰れなくなった連中の為に、
ちゃんと宅配屋が店を開いてる所など、正にこりゃコミケ同様の様相である。

Taipei07

こちとら日本人だが、奴らの持っている抱き枕が何のアニメかも解らん次第だし、
とてもではないがブースに入る為に並ぶ気も起きんので退散する事にした。
入り口の舞台では台湾で根強い人気の宇宙人カエル軍曹が仲間と手を振ってくれた。
軍曹、ちゃくちゃくと侵略が進んでるなぁ・・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »